1、財政再建のために
(1)リチウムエナジージャパン鰍フ企業誘致に、奨励金5億円・固定資産税1/2交付の奨励措置は、危機的な市の財政をさらに圧迫することから、やめられるか、財政が好転するまでの間凍結・延期されるよう求めます。
[答]企業誘致による産業振興は、極めて厳しい本市の財政状況下にあって、市内関連産業の活性化、雇用機会の創出・拡大に伴う地域経済の波及効果や税収の安定的な確保において有効な施策の一つです。
本奨励措置を前提に立地をいただいた企業に対しては、条例の規定に基づいた支援を行うことが、市及び制度自体の信頼を確保するうえで不可欠であり、さらなる企業誘致により引き続き、地域経済の活性化や雇用拡大等に繋がるものと考えます。
なお、本制度は、平成23年度からは市内企業や賃貸企業にも対象を拡大するなどの制度改正を行い、用地取得補助金は廃止しましたので申し添えます。
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(2)土地開発公社の巨額の借金について、『第3セクター等改革推進債(以下、3セク債)』を活用し抜本的改革を図ることに対し、できる限りの債務圧縮を図り市民負担の軽減に努められたい。『3セク債』活用による市財政への影響、返済計画等を明らかにし、財政健全化の見通しを示されたい。
[答]土地開発公社の抜本的改革を進める上では、公社債務の圧縮が不可欠であることから、公社全保有地の洗い出しを行い、未利用地の処分計画を策定するとともに、その実現に向けて最大限取り組みます。
また、今後の市財政に与える影響の度合いなどについては、本年度設置の外部識者より構成する栗東市土地開発公社経営検討委員会における議論と並行して策定する未利用地の処分計画や、起債発行額、借入条件の内容によって大きく変わるものであるため、これらの内容が具体化していく過程において、市財政への影響を明らかにするとともに、できるだけ低減できるよう努めます。
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(3)たばこ業者への貸付金は期日一括弁済でありながら、期日までに一括弁済されたことがありません。現在提訴中の企業からはもちろん、H24年度返済予定の貸付金(5億円)も必ず期日内に回収されたい。
[答]現在提訴中の企業については、全額返済がなされるよう全力をあげて取り組んでいます。
本年度履行期限が到来する企業については、金銭消費貸借契約に基づき、弁済期日までに全額返済されるよう折衝しています。
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